ダンタリアンの書架 4
- 作者: 三雲岳斗,Gユウスケ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/01/01
- メディア: 文庫
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あーもう、ホントにダリアンは可愛いなあ……。この巻は特にイラストが秀逸。表紙の可愛さも良いとして、全体的にジト目のダリアンが多いことと、コメディタッチの絵が多いこと、サブキャラの女の子達が可愛いことと。
話のクオリティも相変わらず良い水準で、読んでいて飽きない。ただ今回は、飛び抜けてこれが良いと思う話は無かった。あえて選ぶなら、幻書泥棒が一番。だが、今までみたいに「おおっ」って思うお話が今回は無かったのが残念で仕方ない。それでも、基本をしっかり抑えてるから、どれも平均的に面白いのではあるけれど。幻曲も結構良かったけれど、それでもこれまでの「おおっ」って感じにはならなかったのが少し物足りない。アルマンの話はつまんねぇ……ダリアンのジト目が唯一の救い。
今回の最大の良いところ。フィオナが可愛すぎて生きているのが辛いところ。あのイラストは反則だ。あーもう、なんか久々にアブリル以来のときめきを感じそう。ちょっと木山先生に似てる気もする。
丁寧不遜キャラって、やっぱり良いよなぁと再認識。言葉はちょっと丁寧だけど、不遜で、横暴で、それでいて人見知りなゴスロリ少女とか、最強過ぎるよ。
そしてダリアンに、こんどはニコ厨疑惑まで持ち上がる。あんまり幻書ばっかり読んでると、精神衛生上は良くないみたいだ。
幻書の妖精は気の毒というか、誰得というか……
名言
「上手すぎて、揚げパンを噴いてしまったのです」
「暑さで完全に脳がいかれているのです。現代医学の敗北を感じるのです」