今年とっても自分を楽しませてくれたラノベTOP10

No10
小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)

小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)

 ライトノベルというカテゴライズが正しいのかどうかは知らないけれど、アニメ本編の補完という意味で非常に面白い一冊だった。アニメ本編も今年の中で屈指の面白さだったし、映画の続きも楽しみです。

No9

 ブギーポップは強し。何だかんだで面白いんだもんな……。ブギーポップでしか味わえないこの独特の雰囲気は、いつまで経っても色あせません。フォルテッシモが意外にツンデレキャラだったり、珍しくブギーポップが優しかったりと面白かったし、何より原点回帰みたいな単なるバトルモノではないブギーポップが味わえたのが良かった。

No8
曲矢さんのエア彼氏 (ガガガ文庫)

曲矢さんのエア彼氏 (ガガガ文庫)

 友人達にはあまり理解されないモノの、個人的に今年のツボ。いやあ、こういう痛い青春ストーリーに弱いな、俺。エア、という発想だけで一冊乗り切ってしまうこの感じが何とも言えない。新刊で続きが出ていたけれど、未だ手を付けず。読書キューも、そろそろ崩していかなくては。

No7

 今年の電撃銀賞。大賞より面白いよ。続きが出ないのは幸か不幸か……

No6

 実はまだ下巻を読んでないので、上巻だけの評価でこの順位。今年は忙しくてなかなか1000ページ越えに手を付けられなかったけれど、来年は絶対に読むぞ!

No5
ペンギン・サマー (一迅社文庫)

ペンギン・サマー (一迅社文庫)

 一迅社さん、なめててごめんなさいと謝りたくなった一冊。そして文句なしに面白かった一冊。時間モノSFで久しぶりに興奮した一冊で、何よりスタートの時点で既に物語が終わっていたことが後に分かるのが気持ちいい。文章スタイルも飽きさせない工夫がしてあったし、これはとっても良い一冊だった。

No4

 貴子潤一郎先生の長編が完結。長かった気もするけれど、凄く楽しませてくれたから個人的には大満足。最終刊はちょっとだけふわふわ感があってダメな終わり方するんじゃないかと不安だったけれど、流石貴子先生、面白かったです。薫の成長劇がこの作品を通してのテーマだったのか、最後の薫は何だかとても格好良かった。

No3
ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)

ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)

ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)

ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)

 いやあ、面白い。何故か自分のツボにマッチした。ダリアン可愛いよダリアンだけで終わらず、きちんと話も良くできている点が非常に高評価。案外友人から同意が得られないけど、良い作品だと思います。年末に新刊も出ていたので、逃さずゲット。来年の頭にホクホクしながら読みます。

No2
ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

 心の底からビックリした。どうせアクセルワールドの作者だからな……となめきっていたら痛い目見た。とても良い意味で。文句なしの面白さで、読み始めたら本当に止まらない。テンポの緩急や設定の細かさやキャラの可愛さに一切の不満が無いくらい完成度の高い作品だと個人的に思う。アクセルワールドは買うのを止めたけど、これは絶対に買い続けます。良い作品です。

No1

 こっちも心の底からビックリした。どうせスニーカーの話題作りだろ乙とか思っていたら、なんたる完成度の高さ。独特の雰囲気が本から滲み出してくるくらいの筆力と、キャラクターの魅力が素晴らしい。間違いなく今年の一番だと思います。主人公の人間くさい物事に対する執着や、ヒロインの非人間的な立ち振る舞い、そしてカラスやジジイやババアのような良いアクセントとなるキャラクター達が輝ける舞台を色濃く描ける作者は、本当に凄いと思います。これこそライトノベル、と言ってしまうのはすこし言い過ぎかも知れませんが、それくらい良い作品です。ラノベの入門用にも良いと思うし、ラノベを読み尽くした人にもお勧めできる、マリオRPGのCMソングみたいなライトノベルが、今年の一番でした。