大友克洋が凄いことは、世間の評判だけじゃなく
AKIRAの映画と単行本でよく知っていたけど、もう一つの代表作「
童夢」に初めて触れて、改めて大友の凄さが感じられた(他には「さよならにっぽん」を読んだけど、こっちはあまり好きじゃない)。目が痛くなるほど綿密に描き込まれた団地で繰り広げられるサイキックバトルは、本当に息を飲むほどの臨場感がある。二人の超能力者が、いかにも超能力者らしくないこと、団地という閉鎖性と閉塞感、キャ
ラクターの不気味さ、人物描写の暗さ、警察、全てが薄気味悪くて、全てが面白い。是非とも本棚に飾りたい一冊。よく言われる、「大友が初めて超能力を球という形で描写した」と言われるコマを見たときには、なんだか歴史的瞬間に立ち会ったような気がして、意味もなくゾクゾクしました。
限定版の存在を知らずに、通常版を買ってしまって、限定版を買い直すハメに。でも、この巻は二冊買う価値があるかも。読者サイドは既に知っていたトリエラの過去を、トリエラ本人が受け止めていくストーリーがメイン。自分が
ヒルシャーの足枷になっていることを自覚して、
ヒルシャーの為に自ら消えようと思っても、どうしても
ヒルシャーと離れられないトリエラが可愛すぎた。最終的に、トリエラはこれまでのツン期からデレ期に移行して、ますます
ツンデレキャラに磨きが掛かる。最高すぎる。
ガンスリンガーガールと
BLOOD ALONEは、本当に男の理想の恋愛を描いていると思う。そしてそれを心地よく思ってしまう辺り、自分はダメ人間なんだろうな、とも思う。
限定版の小冊子は、超買う価値あります。限定版を買いましょう。
著者のファンなので、前から探しつつ結局アマゾンで購入。とても面白いと思います。この作者の描く人物の絵が非常に好きなので、それだけでも個人的に価値ありですが、話も十分に面白いと思います。