081130今日読んだマンガ

ナナとカオル 1 (ジェッツコミックス)

ナナとカオル 1 (ジェッツコミックス)

 ロリ巨匠の甘詰留太氏にしては、珍しく(いや、初期作品を見るとそうでもないのかも知れないが)ナイスバディなヒロイン。SMプレイをメインに添えたらしい、相変わらずのエロい作品。いやあ、やっぱり甘詰先生は天才だわ。見た目はどうしようもない感じだけど、中身は意外に良いSな主人公と、普段は毅然としつつもしっかりとドMなヒロイン(だけどしっかりと自分を持ってる)の構図は、甘詰作品ではおなじみ。いつも通りの甘詰先生で、安心して続きを期待できる一作。

カタリベ (SPコミックス)

カタリベ (SPコミックス)

 石川雅之は天才だとおもう。もやしもんですっかり有名だけど、ジャンル的には歴史物がとても多い。俺はもやしもんは凄く好きだけど、多分石川先生にとってはもやしもんがあんなにヒットしたのはある意味屈辱なんじゃないかと思えるほど、歴史物に愛を感じる。カタリベは、倭寇が出てくる時代の話。同時に明とか高麗とかも出てくる。海の上で生き抜く海賊(?)たちの生き様を描いていて、痛快。ただ、思っていたより強烈な描写が多い。嬉々として妊婦の腹をかっ捌いて赤子を取り出す海賊や、気の触れた人間を鬼として扱う描写に、歴史の残酷さを感じると同時に石川氏の凄さを見た。やっぱり、この人の作品は面白い。

人斬り龍馬 (SPコミックス)

人斬り龍馬 (SPコミックス)

 石川氏天才その二。同じく歴史物だけど、こっちは江戸幕府の終わる頃を描く。史実とは違う坂本龍馬像や、幕府の暗殺者、少年兵団等。カタリベほど強烈な描写はないけど、こっちにも鬼気迫る迫力がある。特に、仲間を斬られた近藤勇の表情の凄いこと。石川氏の何が凄いって、陰影の強調された絵に、驚くほどの人間描写力、そして可愛いキャラクターである。もやしもんでも普通に通用するくらい可愛らしいキャラクターたちを描くのに、そのキャラクターたちが殺し合いを繰り広げても違和感が無いように人間を描くところが、石川氏のすばらしい魅力だ。石川作品は、絶対に買い。

70億の針 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

70億の針 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 ハードSFという文句に惹かれて購入。これなんて寄生獣? まあある意味で、現代版寄生獣とでも言うべきなのか。とても面白そうなので、期待。

くおんの森 (1) (リュウコミックス)

くおんの森 (1) (リュウコミックス)

 本好き必見的なキャッチコピーを見たので購入。面白い。どこか雰囲気マンガっぽいけど、丁寧とデフォルメの境界線上にあるようなキャラクターが魅力的で好き。続き、待ってます。